2017/1/17 父が亡くなった。

私は東京に一人で上京しエンジニアとして活動しておりました。2016年から良い仕事のご縁をいただき、忙しくしていた。

忙しくて正月も帰れず、突然の訃報。。。。

朝6時頃、震える母の声。父が息を引き取ったと。
何が起こったのか、なぜ死んだのか、母に聞いても母も混乱していて答えられそうにない。

東京で一人でやれてたのは父が実家で元気にしていたからだ。
私は気が動転して、どうしたらいいのかわからず、放心状態。

まずは、午前に仕事をかたずけて実家へ急行。
実家はだれも居ず、連絡がとれたのは夜。
混乱していると思った母は、落ち着いた様子を見せていた。

待合室にて、亡くなった父を見る。
肌は冷たく、全部白髪でやせ細り、久しぶりに会ったのに話しかけても応答がない。

私は父にずっと語りかけていた。応答はないけど。
上京してからの話、仕事の話、お世話になっている人の話、楽しかった話、つらかった話。やっと多めの収入を得て旅行等に連れて来たかったなどなど。
父はどんな景色をみていたのかなぁ。楽しめたのかなぁ。
疲れて寝るまでずっと。

父は最後まで仕事の話をしていたという。
パソコンを取ってきてほしいなど、母にお願いをしていたと。
父は仕事が大好きだった。
その仕事が誇りであったし、生きがいであるように感じていた。
ただ、親子での会話が少なかったように思える。
お互い踏み込んだ話をまだできなかった。

葬儀が終わり、自宅へ戻ると感情を蓋していた栓が抜けた。辛くなりさみしくなり、泣いた。
いつかはこの時が来ると思ってたけど、早すぎる。

そんなことが2週間続いた。

父はどんな景色を見ていたんだろう。毎日何を感じていたんだろうか。
私は父にとってどんな息子だったのだろうか。家を出てからどんなことが起きていたのだろうか。
いろいろ思いを巡らせていた。

ここから自分の人生が大きく変わっていった。
その時には思いもよらなかった。

つづく

おすすめの記事